中古の査定額は通産省と運輸省が消費者の利益を守るため、財団法人・日本自動車査定協会という機関を通じて「中古自動車査定基準」という目安を決めている。また、中古車査定士技能検定制度を導入し、査定士の認定制度(つまり免許)も設けられている。たいていの中古車店には、同協会の公認した査定士の資格をもつ人がいるはずで、ユーザーがもち込んだ下取り車は査定協会の基準を目安にして査定額をはじきだす。クルマを下取りにだして買い換えたことのある読者なら、販売員がクルマを念入りにチェックしているところをみたことがあるだろう。
(おすすめサイト)
中古車検索のGoo-net公式サイト
http://www.goo-net.com/index.html
これが査定である。もっとも、いま説明したことはあくまでも建て前。本来なら査定士の資格をもった人が査定すれば、一〇人が一〇人とも同じ査定額をだすはずなのだが、実際はクルマを下取りする販売店によって査定額には差が出てくるのだ。査定額は各店の事情によって決めてよいことになっているからである。実際の話、中古車店では査定うんぬんよりも、その下取り車を商品として展示したらいくらで売れるか?を基本にして下取り額を決めてくる。たとえば、マージンや整備・修理などの費用に二〇万円かかるとして、そのクルマが一〇〇万円で売れるとみたなら、下取り査定額を八〇万円とつけるわけ。したがって、売れすじの人気車は思ったより高い下取り査定額がつくこともある。反対に、ボディにキズひとつなく、エンジン快調のクルマでも、中古車市場で値段がくずれ気味の不人気車は、予想していたよりも安く評価されてしまうことが多いのだ。