使い終わったレーシングタイヤは、タイヤエンジニアにとっては、非常に重要なデータがテンコ盛りになった、貴重品です。サーキットの現場でもそれらをチェックしますが、より重要な物は、サーキットから飛行機で東京・小平の技術センターに送り返して、詳細な分析を施します。使用済みのタイヤの摩耗肌からどのようなことがわかるのか少し解説しましょう。使い終わったタイヤの摩耗肌を見てわかるのは、耐久性と、どういうふうに使われたかです。
[自動車参考情報]
エルグランドの中古車
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レーシングタイヤのトレッドゴムは柔らかいので、こすられると、ササクレが生じてきます。滑らずにしっかりグリップしていれば、目立ったササクレは生ぜず、しっとりした感じの摩耗肌になります。もしリア側ばかりにササクレが出ていたとすれば、この車はオーバーステア、つまりフロントがグリップしていたのに、リアは横滑りしていただろうということがわかります。逆にフロント側ばかりがササクレていたら、リアタイヤに押されて、アンダーステアで曲がりにくい車だったとわかります。